それは本当にシミュレーションになっていますか?

こんにちは。
毛利まさるです。

先日、不動産投資に
興味のあるかたから
話を伺いました。

セールスのかたから提示された資料を
みると今すぐにでも始めたいとのことです。

その資料は不動産を購入した際の
30年後、40年後のシミュレーションです。

わたしは仕事上、
売上予測をたてることがありますので
それなりに詳しい立場だと思います。

ですが、
提示された資料はカンタンにいうと

15年ものの投資用マンションのです。

月々の家賃収入が6.5万円
月々のローンが6.0万円
その他諸経費がもろもろあって
35年ローン完済後には家賃収入がほぼ入ってくる
といったものです。

とても魅力的だと思います。

しかし、冷静になって考えてみてください。
そもそもローン完済後の35年後は
50年ものの中古マンションです。

そのまま家賃収入が
6.5万円ってありえると思いますか?

さらに日本の人口は減少しております。
そもそも家を借りる人も少なくなるのです。

にもかかわらず、今現在の状況が
今後30年、40年も続くように
設定された資料なのです。

これは
シミュレーションと呼ぶには
程遠いものです。
あえていうなら希望的観測です。
もっというと夢物語です。

誤解のないようにお話しますと
わたしは不動産投資が全てダメと
いっているわけではありません。
当然中には、良心的な会社もあります。

あなたが夢物語をみせる会社から紹介された
不動産で大やけどをしてもらいたくないので
わたしはあなたにお伝えをしているだけです。

では、だまされないために
どうすればよいのか?

それは3Cをみることです。

3Cとは
市場(customer)
競合(competitor)
自社(company)

です。

先程の事例だと
自社のことは紹介されております。

しかし、他の会社と比較してどうなのか?
不動産市場は今後どうなっていくのか?

この二点については
まったく触れられておりません。

ですからシミュレーションではなく
希望的観測になってしまっているです。

ぜひあなたも3Cの視点を持ってください。
そうすれば変な業者にだまされることは
なくなりますよ。