転職する際に会社の売上は参考にしかならない

こんにちは。
毛利まさるです。

先日、転職について相談をうけました。
相談をされたかたは
今の会社がイヤでイヤで仕方がなく
他の会社に行こうというのです。

そのほかの会社を選ぶ基準が
売上高でした。

売上が大きいから安定しているというのです。

残念ながら売上というのは
安定の指標とするのには
適していないのです。

ここでは
3兆円の売上高をほこる会社を紹介します。

ちなみに日本の企業の売上高ランキングでは
3兆円の売上高の会社は40位くらいです。

それくらいすごい会社です。

1つ目は、関西電力です。
言わずもがなの電力会社です。
2019年度の売上高は3兆3,037億円です。

2つ目は、メディパルHDです。
医薬品卸の会社で、
2019年度の売上高は3兆1,819億円です。

売上高としてはほぼ一緒ですね。

では営業利益をみてみましょう。

1つ目の関西電力の
2019年度の営業利益は2,049億円です。

2つ目のメディパルHDの
2019年度の営業利益は498億円です。

なんと営業利益で4倍の差がでているのです。

もちろん業種が異なるので
一概には言えません。

金額が大きすぎるので
桁を下げて考えてみましょう。

毎月30万円もらっている家庭があったとします。
1つ目の家庭は毎月20,000円貯金できています。
2つ目の家庭は毎月5,000円貯金できています。

どちらの家庭が安定していると思いますか?

つまり、相談者のように安定を基準とするのなら
売上高よりも利益をみていく必要があるのです。

売上よりも利益
これを意識してみてください。
そうすれば転職する際にも参考になりますよ。