メンタルは鍛えなくてよい!?

こんにちは。
毛利まさるです。

最近こんな質問をいただきました。

わたしはメンタルが弱いんです…
どうしたら毛利さんみたいに
メンタルが強くなれるんですか?

メンタルが強い人を表現する言葉はたくさんあります。

「鉄のハート」
「鋼のメンタル」
「心臓に毛がはえている」

これだけ言葉があると
ちょっとのことでへこんでしまう人にとっては
メンタルが強い人に対して
あこがれるのかもしれません。

ですが、残念ながらわたしは
メンタルが強いか強くないかというと
強くないです。

では、強くなったのか?
それも違うと思います。

そもそも日本人は不安を感じやすい体質なのです。
うつや不安にかかわる神経伝達物質に
セロトニンがあります。

そのセロトニンを再利用する
セロトニントランスポーターには
いろいろなタイプがあり、日本人は世界的に見ても
不安を感じやすいタイプなのです。

遺伝子で決まっているので
遺伝子操作をしない限り
そのタイプを変えることはできません。

ここまで紹介すると
あなたはこのように思うことでしょう。

「では、メンタルの強さは
 もう生まれつき決まっているんですね…」

その通りです。
しかし、ここで考えを改めてほしいことがあります。

遺伝子で決まっているのは
不安を感じやすいということだけです。

では、どんな時に不安を感じるのかを考えてみましょう。

たとえば、わたしは学生時代に
体育の授業が嫌で嫌で仕方がありませんでした。
体育の授業がある日は一日ゆううつで
体育の授業の前の休憩時間はおちこんでいました。

「あぁ~今日の体育の授業は不安だ…
 球技だったらまた怒られるな…」

こんな感じで体育の授業に不安を感じ
体育の授業で怒られることに不安を感じていました。

しかし、今の自分がその時代に戻ったとしたら
そんな不安を感じるのか?

そんなことはありません。

なぜなら、わたしは球技が大の苦手なままですけど
球技が苦手なことについては
不自由もなく生活しているからです。

そのことをわかっているから
今のわたしが当時のわたしに戻ると
「大丈夫、苦手なままでも
 体育の授業で赤点は取れないから心配するな!」
と声をかけます。

つまりなにが言いたいかというと
メンタルを鍛えるのではなく
不安を感じることについて予想がつくと
不安を感じなくなるということです。

ですからメンタルを鍛える必要はそもそもありません。
対処法を考えることで不安を対処できるのです。

それができるとあなたは
人からメンタルが強いと思われるのです。
ぜひおためしください。

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