一回で理解することなんて無理に決まっている

こんにちは。
毛利まさるです。

よく職場できこえてくることばがあります。

それは
「一回で理解しろ!」
「前にも言っただろ!」
「一度言ったことはやりなさい!」

これは職場だけでなく
子育てでも同様に見受けられます。

ところであなたも冷静になって
考えてみてください。

なんでもかんでも一度で理解できる人
なんでもかんでも一度きいたことをできるひと
なんでもかんでも一度言われたことを忘れずにできる人

こんな人は本当にいるでしょうか?

わたしはいないと思います。
こんな人だらけだったとしら
学校の授業で習ったことは全部覚えて
みんなテストは満点のはずです。

宿題だっていらないはずです。

つまり、
一度で理解できる人
一度で覚えることができる人
一度で忘れずに行動できる人

こんな人はいないのです。

ですから、
こういった発言をすること自体
無意味なのです。

こういったことを言われ続けると
「自分は一度で覚えることができない…
 なんて無能なんだ…」
と思いつめてしまいます。

では、どうすればよいのか?

まず、あなたが指導するたちばならば
一度で覚えろなんて無謀なことは
言わないでください。

むしろ前に教えたことすら
忘れるくらいで丁度良いのです。

丁寧に教えているうちに相手から
「すいません。
 これ前教えてもらってましたね…」

と言ってきたら
相手は申し訳ない気持ちで
いっぱいになります。
もう相手は忘れることはないでしょう。

逆にあなたが「一度で覚えろ!」
といわれた場合は、
まずはいつもどおり覚えようとしてください。

それでも忘れてしまって
「一度で覚えろ!」
といわれてしまった場合は、
ちょっとだけ工夫をした
メモをとりましょう。

ちょっとだけ工夫をしたメモのとり方は
◯◯をしようとしたところ
A課長から前にも教えただろ
といって怒られた。
再び◯◯について教えてもらった。

と日記のようにメモを取るのです。

このようにメモをとると
単純にノウハウとして記憶するのではなく
感情も含めて記憶することができるので
より一層忘れることがなくなります。

まとめると
一度で覚えることなんて
できるわけがありません。
そんなことは諦めましょう。

もし、怒られたときには
日記のように感情を含めてメモをとってください。
そうすれば記憶に残しやすくなりますよ。