速読セミナーの真実とは!?

こんにちは。
毛利まさるです。

あなたは速読に興味がありますか?

別の記事で速読について紹介しました。
参照:今すぐできる裏技的速読方法

今回はわたしが速読の体験セミナーを
受講したときのお話をします。

まず最初に2~3ページの文章を読みます。
読み終わるのに約3分くらいかかる量です。

そのあとで速読のトレーニングをします。

トレーニングはまるで視力検査のように
視野を広げるトレーニング
眼球を動かすトレーニング
になります。

これをある程度実施したあとで
最初に読んだ文書を読み直すのです。

そうすると最初は3分かかっていたのに
2分くらいで読めるようになっているのです。

3分を2分に短縮できたのです。
とても凄いことですよね。

こうして速読の素晴らしさを紹介されたのです。

しかし、わたしはここで違和感を感じました。

というのもトレーニングの前と後に使った
文章は同じものなのです。

一度読んだことのある文章なら
二度目に読む時は当然時間が短縮されるのです。

つまり、3分から2分になったのは
速読のトレーニングとは無関係なのでは?
と思ったのです。

「apple to apple」という言葉があります。
りんごとりんごを比べよということです。

これはつまり、なにか比較をするのならば
同じ条件にする必要があるということです。

仮にトレーニングの効果を調べるとしたら
おなじ量の文章A、文章Bを2つ用意する。
文章Aと文章Bの2つの文章を
読み終わる時間を計測する。

文章Aはもう一度読んで読み終わる時間を計測する。

トレーニングを終わったあとで
文章Bをもう一度読んで読み終わる時間を計測する。

まとめると
文章Aの1回め、文章Aの2回め
文章Bの1回め、トレーニング後の文章Bの2回め
となります。

これで文章Bの読み終わる時間が
明らかに減っていれば
速読のトレーニング効果が
あると考えられるのです。

この「apple to apple」という考えは
とても大切です。

この考えを持っておくと
テレビ番組で紹介されている◯◯に効果がある!
といった内容のウソを暴くことができます。

そして怪しい情報に騙されなくて済むのです。
ぜひ覚えておいてください。