29秒の決断が成功するコツ!?

こんにちは。
毛利まさるです。

あなたは29秒の決断のお話を知っていますか?

自己啓発セミナーに参加すると
必ずといっていいほどでてくる話です。

カンタンに紹介します。

鉄鋼王アンドリュー・カーネギー氏が
「思考は現実化する」という本で有名な
ナポレオン・ヒル氏に対して
自分のノウハウをまとめてほしい
といった提案をしました。

しかし
その依頼にお金は払わないというのです。

この提案に対して
ナポレオン・ヒル氏が決断するのに
かかった時間は29秒だったのです。

1分をこえていると
アンドリュー・カーネギー氏は
提案を却下していたというのです。

このことから「29秒の決断」の話
として紹介されています。

ちなみにこの話が真実かどうかは不明です。
あくまでも「思考は現実化する」の本に
記載されている内容です。

ちなみにこの「29秒の決断」の話が
登場する場面はほぼ決まっています。

それは自己啓発セミナーの講師が
高額なセミナーを売り込みするときです笑

成功するには決断が必要なのだ!
だから今すぐ申し込めば
あなたも成功者の仲間入りだ!

とたたみかけてくるのです。

しかし、冷静になって考えてみてください。
成功者はなんでもかんでも
即決なのでしょうか?

たとえば会社が重要な案件を契約する際に
29秒で決断するのでしょうか?
そもそも判断材料がないのなら
判断材料をまとめてから返答しますよね?

このように
「29秒の決断」の話は
論理を飛躍して都合の良いように
使われているのです。

なんでもかんかんでも早く決断しろ!
とカンタンにいえばそういうことなのです。

この際、すっきりしておきましょう。
「29秒の決断」が正しいとしたら
あなたが提案された話にNOということも
一種の決断です。

ここで重要なのは
「YESなのかNOなのかをいつまでも
 返答しないのが一番損を
 してしまうということです。」

今判断ができないのならNOでよいのです。
それだって立派な決断です。

くれぐれも
成功者はなんでもかんでも話にのる!
だからすぐに契約を!
といった話をうのみにしないでください。
その際には「NOをいうことも決断」ということを
思い出してください。