こんにちは。
毛利まさるです。
これは以前わたしがとある
ショッピングモールにいった時の話です。
小学校低学年くらいの男の子に
お母さんが説教をしていたのです。
それなりに大きな声で叱っていたので
わたしにも会話が聞こえてきました。
どうやら男の子が迷子になっていて
ようやくお母さんと
再会できたらしいのです。
わたしはそこでのお母さんの説教が
少々気になりました。
お母さんは子供に
このようにいっていたのです。
「迷わないで!っていったでしょ!
何度いったらわかるのよ!」
再開できたのはめでたしめでたしです。
しかし、この
「迷わないで!」
というのは全くもって意味がないな
とわたしは思いました。
というのも、そもそも迷うひとに
迷わないでといったところで
意味がないのです。
補助輪なしの自転車に乗れない子供に
補助輪無しの自転車にうまく乗って
といったところでできないですよね?
九九ができない子供に
九九をいってみて
といったところでできないですよね?
それと一緒です。
今回なぜこんな話をだしたかというと
会社でも同じようなことが多々あるのです。
「忘れるなっていっただろ!」
「一回で理解しろっていっただろ!」
「考えろっていっただろ!」
「まえ一回教えただろ!」
どうでしょうか?
よく聞くことばではないですか?
これら全て先程の
「迷うな!」
と一緒なのです。
忘れるひと
一回で理解できないひと
考えてもわからないひと
一回教えてもらっても理解できないひと
こんなひとは当たり前のようにいます。
いや逆に一回で理解できるひとなんて
ほとんどいないでしょう。
ですから、
そもそも「忘れるな!」とか
「一回で理解しろ!」とか
いってもムダなのです。
ではどうすればよいのか?
それは忘れたり、理解できないを
前提にあなたが動くことです。
よくわすれるひとなら
ポストイットで書き込んで
机にはっておくように指示する。
一回では理解できないだろうから
ポイントをまとめておいて
なんども説明する。
考えてもわからないひとは
どういった方向性で考えているのか
途中経過を確認する。
などなど
あなたは相手は忘れる
理解できないものであると
思って対応することです。
まとめると感情的に
「迷うな!」「考えろ!」「理解しろ!」
なんてお互いに時間のムダです。
そんなムダなことに時間を費やすよりも
最初から「迷う」「考えられない」
「理解できない」といった
「ない」を前提に
あなたが動くことです。
ぜひおためしください。