最初からうまくいく人は指導をするのが下手!?

こんにちは。
毛利まさるです。

あなたはカレーの起源は
どこか知っていますか?

とてもカンタンな質問ですね。
インドです。

しかし、
インドにはカレーといわれる料理が
ないのを存じですか?

そもそもインドは
料理をスパイスで味付けします。
ですので、わざわざスパイスを使った料理を
カレー味とかスパイス味と
名前をつけていないのです。

たとえば日本でいうと
醤油をいろいろな料理で使います。

煮込み料理、鍋料理、
刺し身、焼き魚
お肉、卵かけごはん…

これらをわざわざ
醤油料理とは言わないですよね?

このように
あまりにも当たり前に使われているものは
わざわざ名前をつけていないのです。

では、どこからカレーという言葉が出てきたのか?

それはイギリス人が航海時の食べ物として
クリームシチューだと
牛乳が日持ちをしないことから
日持ちのするスパイスを代わりに
入れたことが始まりと言われています。

スパイスをミックスしたものを
カレーと名付けたのです。
カレーの語源はタミール語の
“カリ=Kari”からきたという説が一般的です。

つまり、今わたしたちが想像するカレーは
インドではなくイギリスからスタートしているのです。

ここまでをまとめると
あまりに当たり前のことは
言葉として成立していない。
他の第三者によって名前をつけられた。

実はこのことは
仕事の場においても見られます。

別の記事で器用な人は
あまり参考にならないことを紹介しております。
参照:器用な人の方法論を真似ることはしない

このように最初からなんでもうまくいくような
器用な人はわざわざ方法を考えたり
言葉にしたりしなくても
なんとなくできてしまうのです。

ですから、器用な人は不器用な人を
指導することがとても苦手です。
器用な人の口癖は以下です。

「普通それくらいわかるだろ…」
「そんなこともできないのかよ…」
「常識で考えればわかるだろ…」

よく聞く言葉だと思います。
もし、あなたがこういった言葉を
きかされていたら
それはチャンスです。

なぜなら、
不器用な人は不器用な人の気持ちが
よく分かるからです。

不器用な人の気持ちがわかる人が
成長するとなぜ成長できたのかが
自分でわかるはずです。

そうすると最初から
なんとなく器用にこなしてきた人よりも
不器用な人を指導させることが得意になるのです。

ぜひカレーを食べて成長して
不器用な人たちを指導できるようになってください。
あなたの不器用はあなたの強さとなるのです。