それって本当エコですか?

こんにちは。
毛利まさるです。

今回は物事を疑ってみることの
大切さについて紹介します。

たとえば電気自動車はエコと言われます。

では、どうしてエコなのかご存知ですか?

「当然ですよ。
 電気だからガソリンと違って
 二酸化炭素を出さない。
 二酸化炭素は温暖化に関わるとされているから
 エコなのです。」

とあなたは答えるでしょう。

では、もう一歩踏み込んでみます。

では、その電気自動車に使われる電気は
どうやってできたものですか?

当然、発電所によって発電されていますよね。

では、日本全体の発電構成をご存知でしょうか?

じつは、石炭、石油等、LNG(天然ガス)で
約8割を占めています。
参照:経済産業省資源エネルギー庁 エネルギー白書2019

石炭、石油等を燃やして発電する際には
当然のことながら二酸化炭素を排出します。

電気自動車は二酸化炭素を排出しなくても
そもそも発電する際に二酸化炭素を排出しているのです。

しかも、電線などで届けることで
電気をロスしていています。

電気自動車を動かすための
電気を届けるためにはここまでの道のりがあり、
途中にエネルギーのロスがあるのです。

対してガソリン車はどうでしょう。
ガソリンを燃やしてエネルギーにするので
エネルギーのロスはほぼありません。

このように電気自動車はエコ
電気自動車は二酸化炭素を排出していない!
と思っている方がいるかもしれません。

たしかに、電気自動車だけだとそうです。
しかし、そもそも発電するのに
二酸化炭素を排出するので
結局のところ二酸化炭素を排出しているです。

このように全体としてどうなっているの?
という視点はとても大切です。

勘違いされると困るのですが、
わたしはエコ活動に否定的なわけではありません。

◯◯はよい!
とか◯◯は地球に優しい!
といった文言はとても魅力的です。

だからこそ、
その言葉をうのみにするのではなく、
もっともっと深堀りをしてみてください。

その言葉の真意は?
本当にそうなのか?
全体としてはどうなのか?

常にこのように疑問を持ってみてください。
そうすればあなたは
全体感をつかむことができるようになりますよ。
ぜひおためしください。