お客は本当にもとめていることがわからない

こんにちは。
毛利まさるです。

あなたがセールスをしていると
必ず上司や先輩からいわれることばがあります。

それは「お客のニーズに答える」
ということばです。

大切なことばです。
しかし、それを鵜呑みにすると
めちゃくちゃな事になってしまいます。

たとえばあなたが初めて一人暮らしを
したときのことを思い出してください。

賃貸契約の住まいを探すときに
こんな条件で探したでしょう。

駅から5分以内
ほぼ新築
スーパーやコンビニが近い
1LDKで家賃は◯◯万円以内
オートロック付き

など非現実的な条件を
不動産屋に相談したと思います。

では、そんな物件に出会えたのか?

あなたが思っている以上の金額を出せば
理想の物件に出会えたかもしれません。

しかし、通常はそんな物件に出会えません。

つまり、お客のニーズばかり聞き取っていると
現実的にはありえない商品やサービスを
用意しなけばいけなくなってしまうのです。

なぜ、こんなことが起きてしまうのか?

それはお客はその道の素人だからです。

判断基準、選択基準、相場というものは
セールスであるあなたの方が詳しいのです。

お客からニーズを聞き取ることが
大切であることは当然です。

その上で、
あなたはお客に判断基準というものを
教えてあげる必要があるのです。

駅から5分以内
ほぼ新築
スーパーやコンビニが近い
1LDKで家賃は◯◯万円以内
オートロック付き

この中で一番重視しているのはなんなのか?
そして逆にここは我慢して良いと
思う部分はなんなのか?

これを明確にしてください。
なんでもかんでもニーズに答えることはできません。

お客が重視していること
逆にお客が重視していないけど
本当は重視しなければいけないこと
これらを伝えることです。

あなたはプロのセールスとして
本当にお客に必要なものを提供できるだけの
判断基準というのをしっかり伝えてください。

そうすればお客は
常識はずれのニーズを答えることがなくなります。
ぜひおためしください。