その実験結果は信じていいのか?

こんにちは。
毛利まさるです。

テレビやネットのニュースをみていると
◯◯に効果がることが証明された!

といったことが大々的に紹介されていたりします。

特にネットのニュースになると
とにかくカンタンにキャッチーになります。

たとえば
お茶によりウイルスを減らすことが
実験としてわかった。
だから毎日お茶を飲みましょう。

といった記事が紹介されていたとします。
あなたはこの文章のおかしい部分を
指摘することができますか?

理系出身で実験などに関わった経験がある方なら
すぐにわかることでしょう。

こたえは、
「お茶によりウイルスをへらすことができた」
という部分です。

これは、どうった条件下なのかということです。

カンタンにわけると2つの条件があります。
in vitro(イン・ビトロ)とin vivo(イン・ビボ)です。

in vitro(イン・ビトロ)とは試験管という意味です。
対して
in vivo(イン・ビボ)とは生体内でという意味です。

「お茶によりウイルスをへらすことができた」
こういった記事の多くはin vitroの結果です。

試験管内でお茶とウイルスを入れて実験をすると
ウイルスがへりました。
というのです。

しかし、だからといって
お茶を飲むと身体のウイルスがへるのか?
というとそうではありません。

本当にお茶を飲むと効果があるといえるのは
in vivoで結果がでないと言えないのです。

しかし、なぜか多くのニュースでは
このin vitroとin vivoの結果を
ごちゃごちゃにして紹介しているのです。

この違いを理解していないと
あやしい商品を購入したり
よくわからない情報に右往左往してしまいます。

うさんくさい情報に騙されないためにも
ぜひこのin vitroとin vivoの違いを
覚えておいてください。