年上は敬えという儒教の誤解とは!?

こんにちは。
毛利まさるです。

あなたに自分よりも年下で尊敬する人はいますか?

この質問は体育系で育って
プライドの高いかたには
「はい」と素直に答えることはできないと思います。

あなたが年上だからといって
後輩に比べてなんでもかんでも
あなたが優れているわけではないのですよね?

であれば、年下でも
あなたにないものがあれば
尊敬しましょう。

このようにいうと
「年上を敬えという儒教の教えがあるのだから
 年上は敬うべきだ!」
と反論されるかたがいます。

残念ながら
年上だから一方的に敬え!
という考え自体が間違っているのです。

年上を敬うという思想は
そもそも家族のような共同体を維持するために
そうした方がよいといっているだけです。

共同体が維持できないような理不尽なことでも
優先しろとは儒教の教えにはありません。

「子路問事君、子曰、勿欺也、而犯之。」
「欺くこと勿かれ、而してこれを犯せ。」

という言葉があります。
カンタンにいうと
「主君の過ちはいさめろ」
ということです。

主君はどんな状況でも
信じろとは書かれていないのです。

年上だからといって盲目的に敬え!
という考えは今日からやめてみましょう。

わたしは幸いなことに二浪していますので
学生時代の友達は年下ばかりです。
会社に入ってからも年上が先輩です。

ですから、年下でも素直に尊敬することができます。
そして年下でも敬語を使っています。
会社とは役割の違う仲間なのです。
年下だから敬え!
というようなちっぽけな考えは今すぐ捨ててください。
その方があなた自身も気分が楽になりますよ。