平均にだまされないとは

こんにちは。
まさやんです。

とつぜんですが、
あなたは日本人の平均年収をご存知ですか?

国税庁のデータによると
平成30年の平均給与は約440万円です。
参考:平成30年分民間給与実態統計調査結果について

これをみて
あなたは多いと思いましたか?
それとも少ないと思いましたか?

おそらく多くの方が
あれ?おもったよりも平均給与高いな…
と感じたのではないでしょうか。

実は、データをみるときには
いろいろと注意して
みなければいけない部分があるのです。

そこで今回はデータの見方について紹介します。

まず、平均給与をみたときに、
平均年齢をみましょう。

ちなみに平成30年の平均年齢は46.4歳です。

つまり、46歳以下の方だと
平均給与が高いとおもうのは当然なのです。

しかし、46歳以上の方でも
「440万円は高いよ!」
という人もおおいのではないでしょうか。

では、なぜそんなことがおきてしまうのか?

それは、「平均値」という
トリックにだまされているのです。

学校のテストでたとえてみましょう。

パターンA
10人のクラスでテストをしました。
10人全員が10点でした。
このときの平均点は何点でしょうか?

そうです。
10点ですよね。
むつかしいテストなんでしょうね笑

パターンB
では、同じく10人のクラスで
1人が100点をとりました。
残りの9人は0点でした。
このときの平均点は何店でしょうか?

そうです。
10点なんです。

パターンAとパターンBは
同じ平均点10点であるにも関わらず
ずいぶんと異なりますよね。

実は、国税床の平均給与も全く一緒なのです。
正規社員や給料の高い方が平均給与を
引き上げているのです。

では、どうすれば良いのか?

それは平均値ではなく、中央値をみるのです。

中央値とは、データを小さい順にならべたときに
中央になる値のことです。

よくわからないですよね笑

さきほどのテストで中央値をみてみます。

パターンAの場合は全員10点なので
中央値も10点になります。

パターンBの場合は、テストの悪い順にならべると
0点、0点、0点、0点、0点、0点、0点、0点、0点、100点
となります。

ここで、5番目や6番目の方は0点ですよね。
つまりパターンBの中央値は0点なのです。

平均値では一緒だったのに、
中央値ではことなる結果となるのです。

このように平均値をみて
なんか変だな?
と思った時は中央値をみるようにしましょう。
これであなたは平均にだまされなくなりますよ。

ちなみに
日本人の給与の中央値は
360万円と言われています。