あなたは知らないうちに考えが引っ張られているとは?

こんにちは。
毛利まさるです。

突然ですが、あなたは知らないうちに
考えが引っ張られている場合があります。

ためしに問題をだしますので
真剣に考えてみてください。

問題:
リンダは31歳の独身女性です。
彼女は非常に知的で
素直に意見をいう性格です。
大学時代は哲学を専攻しました。
学生時代は差別や社会正義の問題に
関心を持ち、反核デモに参加していた。
今のリンダの可能性が高いのはどっち?

A:リンダは銀行窓口係である。
B:リンダは銀行窓口係で、女性解放運動もしている。

さて
あなたはわかりましたか?

答えは

Aです。

Bと回答したひとは

学生時代は差別や社会正義の問題に
関心を持ち、反核デモに参加

こういった内容から関連するものとして
「女性解放運動」
ということばのあるBを
選択されたと思います。

しかし、冷静になってみてみてください。

A:リンダは銀行窓口係である。
B:リンダは銀行窓口係で、女性解放運動もしている。

この二つを比較すると
BはAに含まれることが
おわかりでしょうか?

わかりにくい場合は
こちらを読んでみてください。

A:ポチは犬である。
B:ポチは犬で、色は黒である。

Aの場合はポチは黒い犬だろうが、
白い犬だろうがどっちでもいいです。
Bの場合はポチは黒い犬です。

この場合はBはAに含まれています。
それと一緒なのです。

リンダは銀行窓口係の方が
可能性が高いのです。

これは「リンダ問題」
とよばれる有名な問題です。

このように
あなたの考えと思っていても
気が付かないうちに
ひっぱられている可能性があるのです。

こういったときはいつでも
「あれ?待てよ…」
と冷静になってみて
リンダ問題を思い出してみてください。

そうすれば考えが引っ張られることは
少なくなるはずです。