背水の陣でいいのか?

こんにちは。
毛利まさるです。

逃げ場はないから死ぬ気で頑張れ!
背水の陣で頑張れ!
不退転の決意で頑張れ!

会社の売上だったり
自分の部署だったり
売上や業績が悪いと
よく使われることばです。

必死になるということで
気持ちとしてこのように考えることは大切です。

しかし、だからといって
あなたの人生を背水の陣にして
よいかというとそうではありません。

よく自己啓発本を読むと
もうあとがないと思えば
本気になって方法論が浮かぶとか
今までにないあなたの力を発揮することができるので
あなたは成功できるのです。

などと勇気づけられることばが書いてあります。

しかし、これは嘘です。

本当にそんな力があったとしたら
甲子園に行きたい野球部の人たちは
あとがないと頑張って
全校甲子園にいけるはずです。

そんなわけないですよね?

サッカーでも
格闘技でも
フィギュアスケートでもそうです。

あなたの受験勉強
仕事の場でもそうだったはずです。

一生懸命に準備をして
準備をして準備をしていたら
ちょっとした奇跡はおこるかもしれません。

しかし、準備もないのに
奇跡なんておきません。

背水の陣で潜在的な力を発揮するのは
漫画の世界だけです。

ドラゴンボールで
孫悟空がスーパーサイヤ人に目覚めたこと

キン肉マンで火事場のクソ力を発揮すること

いつだって漫画の主人公は
ピンチの時に力を発揮していました。

しかし、それは
現実にはおこることがない奇跡だから
心うたれるのです。

わたしたちが背水の陣をふんだところで
大やけどをしておわりです。

自己啓発本は一般的に
成功した人が記録しております。

つまり、そこには
失敗者の意見はなくなっているのです。

背水の陣で星の数ほど失敗した人がいるのです。

こういった勝者のみが語るデータを
専門用語で
「チャンピオンデータ」と呼びます。

こういった
チャンピオンデータを
真に受けないでください。

チャンピオンデータで
言われている背水の陣の話よりも
「万が一失敗したときはこうしよう」
と事前に失敗したときの
対処法を用意しておくことが大切です。

自分が凡人だと思う人はぜひおためしください。
わたしは当然凡人なので、対処法を用意します。